
フロント、リアに象徴されるように、縦のラインが鮮烈な印象を残すボディライン。ヘッドライト、テールランプまで含め縦基調のデザインがベースになっており、これだけでも他者との明確な差別化が可能だ。男子たるもの、そうそう丸いばかりではいられない
近年、ファッションのトレンドをリードするヨーロッパでは、アイビーに代表される、トラッド&プレッピー――上品なアメリカンスタイルが注目を集めていると『zino(ジーノ)』、『@zino(アット・ジーノ)』の岸田一郎はいう。そしてそんなファッションのトレンドに、新しいキャデラックCTSのスタイルが似ているともいう。
「現在のメンズファッションをひもとくキーワードはアメリカ。とりわけ『イタリアから見たアメリカ=“イタアメリカン”』とでもいうべきスタイルが今のトレンド。世界のモードをリードするヨーロッパでは、実はアメリカへの憧れも強い。このクルマは、そんなファッションのトレンドとも符合している」
キャデラックCTSを走らせながら、岸田は「これは、アメリカン・ニュー・クラシックだな」とつぶやいた。アメ車というと「デカくて不経済」というイメージがある。だが「チョイ不良(ワル)」という流行語を世に送り出した男は、このクルマに新たなるスタンダードの潮流を見出した。
「『ヨーロッパが憧れるアメリカ』を、アメリカがカタチにしたという、ある意味アメリカらしい1台だよね。欧州スタンダードを取り入れながらも、アメリカンテイストを捨てる気がさらさら感じられない。縦のラインが印象的なエクステリアは、同クラスの市場の中で異彩を放っている。走行性もキビキビ感を実現しながらも、おおらかなアメリカンテイストを残している」
長いホイールベースにも関わらず旋回性能は高い。これには岸田氏も舌を巻いた。もちろん、直噴3.6L V6エンジンへも高評価
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