「“シェフのスペシャリテ”柔らかく煮込んだ仔豚とキャベツのブレゼ」はディナーコース料理のひと皿として供されることが多いが、アラカルトで頼むこともできる。
単品は3200円。プリフィクスディナー(前菜+メイン+デザート)は5100円
ゼラチン質の蠱惑的な旨みと煮込みとは思えない深い味わい

2007年11月、シャネルやブルガリ、モマ・デザインストアの入った表参道のおしゃれビル、GYRE(ジャイル)にオープンしたビストロで日本初出店。パリのお店は、予約が非常に困難な状況です。
そんな話題のお店で、とりわけおすすめしたいのがこの一品。千葉県産の乳飲み仔豚の煮込みなのですが、単なるバラ肉の煮込みやスネ肉の煮込みetc……というわけではなく、仔豚のすべての部位をぐるんと巻いて使用しています。
濃厚なクリームで煮込まれた仔豚は、口当たりが実にやわらかく、ゼラチン質の蠱惑的な旨みを見事に昇華させた仕上がりに。食べるところによっては微妙に触感も異なり、通常の煮込みからは感じることのできない味の深みも実感できます。
ゼラチン質たっぷりな上にソースも濃厚なクリーム系ですが、後口は意外なほど軽快。これも、クリームから放たれる適度なスパイス(アニス、シナモン、黒コショウなど)香のおかげ。仔豚の繊細な持ち味をこれ以上なく活かしきった煮込み料理だと言えるでしょう。
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